作成日:2014/11/25
趣味のゴルフ
趣味の一つにゴルフがある。私見だがゴルフには三つの楽しみ方があると思う。
一つはするゴルフ、文字通りコースなどに出掛けて楽しむゴルフである。
最近はするゴルフも回数が多くなり、週末の楽しみとなっている。
二つ目は見(観)るゴルフである。テレビ観戦はもとより、今年は8月のキャットレディース(大箱根カントリー)と10月の富士通レディース(東急セブンハンドレッドクラブ)の2回ほど会場に足を運んで、実際女子プロが競技するプレーを観ている。最近の女子プロは美人が多く、観るゴルフもまた楽しみになっている。
三つ目は読むゴルフである。技術的な本はもちろんであるが、著名人たちがどんなゴルフをしているかも興味のあるところである。
先日、大岡昇平の「ゴルフ、酒、旅」という本を読んでみた。
その中で、富田常雄のことが書かれているくだりがあり頷けた。富田常雄は姿三四郎を書いた作家で、自身も柔道五段である。残念ながらゴルフの方は、三四郎ほどの技の切れがなく、へぼであったみたい。その富田、プレー中いつも祈るしぐさをしていたそうである。それを見ていた川口松太郎などは随分茶化していたそうであるが、後になってそれは間違いであると言っている。
その時の彼らのハンディは22だったという。私のハンディも同じである。大体これ位のハンディの人は、打った瞬間どこに行くかわからないボールに祈らずにいられないものである。朝一のティーショットなどは特にそうであろう。
これからは、私も富田に倣って、打つたびに「真っ直ぐ、真っ直ぐ」と祈りながら、プレーを楽しむことにする。