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作成日:2015/02/02
折り合い



先日、神奈川労働局の個別労働紛争調停のあっせんに、労働者の代理人として参加する。労働者の代理としては2回目である。立場上、通常は事業主の代理人として参加するのだが、依頼主の知人等から強く望まれ、稀に労働者の代理人として参加する場合もある。

ただ、この場合も原則顧問先の従業員でないこと、また管轄以外の依頼人としている。

あっせんの経緯、内容、あっせんの場でのやり取りについては触りがあるので控えることにするが、労使双方の依頼人として参加した経験からの感想は、あっせんの場になった時点で、労働者側は攻撃、使用者側は防御という感じがする。もちろん事案にもよるが、大方はそういう感じがする。

何れにしろ紛争であるので、私みたいに感情移入(本来は冷静また法的に紛争解決に臨まなければならないと自覚してはいるが)するタイプは代理人としての参加でも、責任上精神的に結構負荷がかかってくる。

依頼人には申し訳ないことかもしれないが、この負荷を和らげるため、事業主側の代理人となった場合は高校野球でいうと広島商業の守りの野球、労働者側の場合は池田高校の攻撃野球(どちらも古い高校野球ファンにはわかると思うが)に例えて、楽しみながら論理を展開していくことにしている。

そうして、ともすれば苦痛になる精神に折り合いをつけている。

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